病院とhospitalの違い

知り合いのネイティブの顔色がすぐれません。

風邪を引いてるようです。

そんな時、

You’d better go to a hospital.

「病院に行った方がいいよ」

と言ったら、彼女はビックリします。

なぜでしょう。

実は英語圏での“hospital”は一応「病院」と訳されますが、入院設備があり手術などができる大きな病院を指します。

町中にある医院やクリニックのことではないのです。

したがって「風邪を引いて」“go to a(the)hospital”は彼らにとって、とても奇妙なアドバイスになるのです。

ちなみに

"a" hospitalは任意の(特定ではない)病院

"the" hospitalは話し手と聞き手が既にどこの病院か知っている、もしくは「病院」という種全体を特定しています。

風邪を引いて病院に行った方が良いという場合の適切な表現は

You’d better go to a (the) doctor.

You’d better go to a (the) doctor’s office.

You’d better go to a (the) clinic.

などです。

ちなみに「彼女は入院中です」は

She is in hospital.(イギリス式)

She is in the hospital.(アメリカ式)

となります。

よく知っているはずの英単語でも意外な落とし穴がありますね。

by 各務 乙彦

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