「集団主義のDNA」からrespectivelyを学ぶ

日本を含む東アジアに典型的に見られる「集団主義」、そして西側諸国に典型的に見られる「個人主義」。

なぜこのような傾向にあるのか考えたとき、これまで「儒教」と「キリスト教」の違いによるものだとしばしば語られてきました。

しかし今、その違いが遺伝子の違いに起因するのではないかという研究が進んでいます。

そんな今週の記事

Did DNA influence Japan’s collectivist※ society?

「DNAは日本の集団主義的社会に影響を与えたか?」

※collectivist「集団主義者/集団主義の」cf. individualist「個人主義者/個人主義の」の反対

から「今週のフレーズ」をお届けします。

さて、この記事のなかで

respectively

それぞれ

という表現がでてきます。

この「それぞれ」という意味でのrespectivelyは通常、文の最後に置かれ , respectivelyになります。

実際に新聞のセンテンスでどんな感じで使われているのか見てみましょう。

【今週の英文】

 I’ve put it down to※2 something to do with※3 the fact that the societies were steeped in values from Confucianism and Christianity, respectively.

「私はそれ※1をそれらの社会が、それぞれ、儒教とキリスト教からの価値に染められてきたという事実と関連する何かのせいにした」

※1 それ:東の集団主義と西の個人主義の違い
※2 put A down to B「AをBに帰する/AをBのせいにする」
※3 something to do with A「Aと関連する何か」

それでは今週の表現を使って、例文を作ってみましょう。

【今週の例文】

After our department’s manager retired, the assistant manager and our team’s leader were promoted to the positions of manager and assistant manager, respectively.

「我々の部署のマネージャーが引退した後、アシスタントマネージャーと我々のチームリーダーが、それぞれ、マネージャーとアシスタントマネージャーのポジションに昇格した」

順当な人事ということですね。

【今週のフレーズ】

respectively

それぞれ

出典:The Japan Times  Jul. 21, 2017

Did DNA influence Japan’s collectivist society?

東京 新宿区で英会話を学ぶならグローバルスクエア
グローバルスクエア英語教室 | 東京都内・新宿区・飯田橋で学べる英会話

なぜ多くの日本人が英語に苦手意識を持っているのか? その答えは、日本語と英語の仕組みの違いにありました。

グローバルスクエアでは30年にわたって、それらの仕組みの違いを研究。導き出した英語習得メソッドの実践を通じて「文構造力」を身に付けることにより、自然と英語の内容を把握することを可能にしました。

私たちはそのメソッドを、より多くの方々にご体験いただけるよう、レッスンの無料体験を毎週実施しております。まずは一度、無料体験をお試しください。今までの英語への意識ががらりと変わります。