「過労死問題-電通の苦悩」からcome in the wake of Aを学ぶ
高橋まつりさんの自殺を期に、電通が自社の抜本的な労働条件改善の方向性を示しました。
日本を代表する企業がこの改善を達成できるかどうかは、今後の日本企業の労働条件改善への試金石になるのかもしれませんね。
そんな今週の記事
Dentsu targets a 20% cut in working hours in fiscal 2019 to address chronic overwork woes.
「電通は、恒常的なオーバーワークの苦悩に対処するために、2019年度の労働時間の20%削減を目標とする」
から「今週のフレーズ」をお届けします。
さて、この記事のなかで
come in the wake of A
「Aを受けて生じる/浮上する/成される」
※come「生じる/浮上する/成される」:このcomeは「今起こっていること」を表すため現在形が多用されます
※in the wake of A「Aに引き続き/Aを受けて」
という表現がでてきます。
実際に新聞のセンテンスでどんな感じで使われているのか見てみましょう。
【今週の英文】
The plan comes in the wake of the high-profile suicide of one of its new recruits in late 2015 due to excessive working hours.
「そのプランは、超過勤務時間のための2015年末のその新入社員の1人の注目を浴びた自殺を受けて、浮上する」
※the plan「そのプラン」とは、電通がこの度打ち出した、社員の勤務時間の大幅削減等のプランです。
※high-profile「注目を浴びた」〔形〕
それでは今週の表現を使って、例文を作ってみましょう。
【今週の例文】
The decision to push back the release date of the latest model comes in the wake of several failed safety tests.
「最新モデルの発売日を遅らせるという決定は、いくつかの失敗した安全試験を受けて成される」
「安全」はすべてに優先されますから、発売日の延期はやむを得ませんね。
【今週のフレーズ】
come in the wake of A
「Aを受けて生じる/浮上する/成される」
出典:The Japan Times Jul. 27, 2017 KYODO
Dentsu targets a 20% cut in working hours in fiscal 2019 to address chronic overwork woes.
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