相手に知性や教養を感じさせるための「いいかえ(パラフレーズ)」入門
英語では文中で重複表現を避けるため、いいかえ(パラフレーズ)paraphraseが多用されます。
そしてこのパラフレーズの流暢さで知性や教養が測られてしまいます。
文中で同じ表現ばかり使っていると「この人教養がないな」と思われてしまうのです。ビジネスでは致命的ですね。
このパラフレーズは単語を変えるだけではなく、主語を換えて文構造を変えたりと、やり方はたくさんあります。
今回はこの中からいいかえ入門として、数えられる名詞:可算名詞のいいかえ方を見ていきます。
シンプルな重文で例を見てみましょう
Tom bought a car, and then Mary bought ”the car”.
→トムは車を買った、そしてその後メアリーが「その車」を買った。
これをパラフレーズします。
Tom bought a car, and then Mary bought ”it”.
→トムは車を買った、そしてその後メアリーが「それ」を買った。
この例の中の"the car"と“it”は「トムが買った車」を指しています。
一語だけですがいいかえてみると、くどさがなくなりました。
冠詞を変えてみます。
Tom bought a car, and then Mary bought ”a car”, too.
→トムは車を買った、そしてその後メアリーも「車」を買った。
パラフレーズします。
Tom bought a car, and then Mary bought ”one”, too.
→トムは車を買った、そしてその後メアリーも「一台」買った。
これも”a car"の重複がなくなりスッキリしました。
あと、冠詞一つで意味がガラッと変わっているのにも注意して下さい。
"one"を使った例文をもう一つ見てみましょう。
I don’t have a pen. Can you lend me "a pen"?
→私はペンを持っていません。「ペン」を私に貸してくれませんか。
パラフレーズします。
I don’t have a pen. Can you lend me "one"?
→私はペンを持っていません。「一つ」私にかしてくれませんか。
"one"をこんな感じで会話で使いこなせると洗練された感じがします。
TOEICなどでも、いいかえを正確に把握する「パラフレーズ力」を問う問題は当たり前のように出てきます。
簡単なところからパラフレーズを始めてみましょう。
by 各務 乙彦
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