almostとmostの使い分け
今回はalmostとmostのひっかけ問題です。
「ほとんどの日本人はライスを食べます」はどちらが正解でしょう?
(A)Almost Japanese people eat rice.
(B)Most Japanese people eat rice.
両方文法的には成立していますが、単語を正しく理解していないと解けませんよ。
almost用法
(A) Almost Japanese people eat rice.
を選んだ方。
まんまとひっかかりましたね。
副詞は名詞を修飾できない?
almostは「ほとんど」という意味の副詞です。
副詞は、名詞を修飾できないと習うのですが、限定的に成立するものがあります。
almost+A(名詞)の組み合わせだと「ほとんどA(名詞)」というフレーズが成立します。
例
My dog is almost a person.
私の犬はほとんど人間だ。
すなわち(A)Almost Japanese people eat rice.の場合は
ほとんど日本人はライスを食べます。
つまり、文法的には成立するのですが、こんなイメージになります。
言われているように、副詞+名詞の形は使わないほうがよさそうですね。
almostを使用して「ほとんどの」を表現したい場合は、all に修飾させて形容詞句を作り、
Almost all Japanese people eat rice.
ほとんどすべての日本人がライスを食べます。
とします。
most用法
形容詞用法
そもそも「ほとんどの」を表すのにalmost allを使うこともありません。
(B) Most Japanese people eat rice.
のように形容詞のmostを使えばシンプルに表現ができます。
ほとんどの日本人はお米を食べます。
名詞用法
mostは名詞としても使われます。
Most of "the" Japanese people never eat rice.
その日本人のほとんどは全くライスを食べません。
形容詞用法との違いは、名詞用法most of the ~の形にすることで「限定」されることです。
今回は地域の限定を例にしましたが、限定される範囲は文脈によって変わってきます。
mostが形容詞として使われているのか名詞として使われているのかに注目して、話者の意図を読みとってみましょう。
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