【たぶん意味が変わる】maybeとprobablyの使い分け
日本語の会話でも「多分」「おそらく」は多用するフレーズです。しかしこれに相当するmaybeとprobablyは、そこに含まれる発生確率とその用法に大きな違いがあります。
これらを間違えて使用すると、大きな誤解を生む場合があるのでしっかりと使い分けを学ぶ必要があります。
ニュアンスの差
maybe
たとえば太郎さんと花子さんの会話で
Will Mary come to the party?
メアリーはそのパーティーに来るかな?
Maybe.
たぶん。
この場合メアリーはそのパーティーに来ない確率が高くなります。
maybeは「もしかしたら」という意味合いが強いのです。
probably
それに対して
Will Mary come to the party?
メアリーはそのパーティーに来るかな?
Probably.
たぶん。
この場合メアリーはそのパーティーに来る確率が高くなります。
probablyは「きっと」という意味合いが強いのです。
文中の配置
またその文中における語順にも違いがあります。
上述の花子さんの返答を少し丁寧にすると
Maybe she will come.
※maybeは原則的に文頭に配置
She will probably come.
※probablyは原則的に一般動詞の前、Be動詞の後に配置
というように配置される場所が変わってきます。
一覧表
ここに主な可能性を表す副詞の可能性と配置を一覧化してみます。
副詞 | 配置箇所(原則) | 確率 |
definitely | 一般動詞の前/Be動詞の後 | 100% |
probably | 一般動詞の前/Be動詞の後 | 60~80% |
maybe / perhaps | 文頭 | 20~60% |
possibly | 一般動詞の前/Be動詞の後 | 10~40% |
definitely not | 一般動詞の前/Be動詞の後 | 0% |
この一覧表で使い分けがより正確になります。覚えて活用下さい。
by 各務 乙彦
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