【特別?特別でない?】食事と冠詞の関係(その2)
ランチやディナーについての話題は会話で頻繁に登場します。
今回は食事にまつわる例文を使いながら、冠詞が名詞の具体性を表す例について説明をしていきます。
それでは早速クイズです。
私達は昼食をとった。の英訳はどちらが適当でしょうか?
A. We had lunch.
B. We had a lunch.
冠詞は名詞の特有性を表す
正解は両方です。
両方正解なのですが、この2つの問題文は含まれるニュアンスが変わります。
ポイントは冠詞"a"のありなしですが、どのようなニュアンスの違いがでるのでしょうか?
冠詞なし
We have lunch at my company’s cafeteria every day.
私たちは毎日会社のカフェテリアで昼食をとる。(普通の昼食)
冠詞あり
We had a lunch at our company’s cafeteria with the president.
私たちは社長と会社のカフェテリアで昼食をとった。(特別な昼食)
結構意味が変わっているのがわかりましたよね。
dinnerをとる
dinnerも同じ扱いです。
冠詞なし
We had dinner at the hotel last night.
私たちは昨夜そのホテルで夕食をとった。(普通の夕食)
冠詞あり
There was a dinner at the hotel last night.
昨晩そのホテルで夕食会があった。(特別な夕食)
また、普通のメニューだけどおいしい食事も特別なものとして扱うので冠詞を付けます。
冠詞あり
I had a delicious dinner with my boyfriend last night.
私は昨晩私のボーイフレンドとおいしい夕食を食べた。
冠詞は名詞の様態を表す
冠詞は名詞の具体性を表すという観点からみると、次の2つの違いも理解できるのではないでしょうか。
冠詞なし
She bought lunch at Lawson today.
彼女は今日ローソンで昼食を買った。
(おにぎり、おかず、サラダなどのいくつかの組み合わせ)
冠詞あり
She bought a lunch at Lawson today.
彼女は今日ローソンで昼食を買った。
(弁当などの単体の昼食)
今回のテーマは冠詞を理解する大きなヒントになったのではないでしょうか。
by 各務 乙彦
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