【和製英語にご注意】Let’sの使用法
レッツゴー!でご存知のレッツ:let'sは、「〜しよう」と何かを誘うときに使われますよね。
日本でも小学生が口にするくらい定着しているフレーズです。
でも、これ和製英語かというくらい誤用があるのをご存知ですか?
I got a flu shot.
(インフルエンザの予防接種をうけてきたよ)
Really? Should I get a flu shot too?
(本当?私も受けたほうがいいかな)
Of course. Let’s get a flu shot this year!
(もちろん。今年は受けよう!)
・・・・
この会話で典型的なLet'sの誤用がされています
でも、これの何が悪いかおわかりですか?
let’sの原型
let’sは、let usの短縮形です。実はこれを知らない人が結構います。
すなわちlet’s ~は、(私たちは)~しようなのです。
したがって、その動作の主体に I(私)が含まれない場合はlet’sを使うことができないのです。
先の会話で
今年は予防接種を受けよう!を
Let's get a flu shot this year!としてしまうと、
さっき予防接種を受けてきた人間が「今年は一緒に予防接種を受けに行こうよ!」と人を誘っている意味になってしまうので変な感じになります。
正しくは、
⭕ You should get a flu shot this year!
今年は受けたほうがいいよ!
とします。
案内板が大好きな誤用
さすがに最近は減ってきたようですが、日本にある案内板が大好きだったlet'sの誤用を紹介します。
エスカレーターでは手すりにつかまりましょう。
🔺 Let’s hold onto the handrail when you are on the escalator.
一見それっぽい英文なのですが、こうしてしまうと「使う側も、注意書きを書いた側も一緒に気をつけましょう」というニュアンスになってしまうので変な感じになります。
案内板、告知などで啓蒙されている~しよう・~しましょうは、英語では命令文を用います。
⭕ Please hold onto the handrail when you are on the escalator.
エスカレーターでは手すりにつかまりましょう。
申し出の際の誤用
また、何かを申し出る際も要注意です。
水を一杯持ってきましょう。と言おうとして、
Let’s get a glass of water.とやってしまうと変な感じになります。
もうおわかりですよね。これだと「一緒に一杯の水を取りに行きましょう」という意味になるからです。
正しくは
⭕ I’ll get you a glass of water.
水を一杯持ってきましょう。
と表現します。
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