仮定法で大賛成を表現する
さて、いきなりクイズです。
I couldn’t agree with you more.
この表現は
A. 賛成する
B. 賛成できない
どちらを言っているか分かりますか?
答えはAの「賛成する」です。
しかも「大賛成する」という意味になります。
しかしI couldn’t agree with you more.→大賛成する
になるのはどういう理屈が働くのでしょうか?
この英文は仮定法過去で、if節が省略されています。
文の原型
I couldn’t agree with you more even if I wanted to.
「私は、もしあなたにもっと同意したくとも、これ以上同意できない(ほどに同意している)」
つまり、あなたに「大賛成」だということです。
仮定法過去といっても、過去の話をしているわけではないところが混乱を呼びますよね。
ちなみに英語で仮定法過去は"The Second Conditional"と呼ばれます。非現実的で、現在及び未来に起こり得ないであろう仮の条件を想定します。
仮定法をもっと知りたい方は
を読んでみて下さい。わかりやすいですよ。
by 各務 乙彦