agree to と agree with の使い分け
学校の英文法の授業では、
agree to A
Aに同意する
Aには「提案など」が入る
agree with A
Aに同意する
Aには「人」が入る
と教えられます。
ほぼ正解なのですが、一つ大切なことが忘れられています。
それは、それぞれの前置詞が持つ同意するイメージの違いです。
agree with A
withは「共にいる」というイメージの前置詞です。
ゆえに、agree with Aは、
イメージ
Aに(心から)賛成する
Aには人または提案が入る
となります。
したがって、相手の提案に快く賛成する場合は、
I agree with you. または I agree with that.
を使うのが適切です。
agree to A
前置詞 toが持つイメージは「〜に向かって」という方向性を表します。
よって、agree to Aの場合は、気持ちがこもらず方向だけ→淡々と・渋々と、というニュアンスが含まれます。
イメージ
(淡々と)同意する
Aには提案などが入り、人には使えない
❌ I agree to you.
となります。
よって、提案に大賛成なのに学校で習ったとおり toを使ってしまうと、素っ気ないイメージになってしまい、こちらの真意が伝わらない可能性がでてきます。
agree on
あと、ある項目についてだけ同意するagree onという組合わせもありますが、
契約書用語っぽく、会話ではあまり使われません。これは豆知識として覚えておいて下さい。
動詞と前置詞の組合わせはたくさんありますが、単にイディオムとして暗記するのではなく、その前置詞が持っているイメージを意識することが大切です。
前置詞のイメージトレーニングでネイティブの感覚に近づきましょう。
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