【冠詞を極める】The+形容詞でつくられる人々
英語では特定の単語の組合わせで、品詞を変化させることがあります。
今回は冠詞theと形容詞を組み合わせることにより、作り出される名詞について学んでみます。
the + 形容詞 → な人々
「the+形容詞」の名詞化で代表的なのは「〜な人々」という意味になることです。
まずは頻用される「~な人々」7選から見ていきましょう。
- the old(老人たち)
- the young(若者たち)
- the beautiful(美しい人々)
- the rich(裕福な人々)
- the poor(貧しい人々)
- the sick(病人たち)
- the injured(けが人たち)
それでは、これらを使ってセンテンスを作ってみます。
We should do something to help the poor.
私たちは貧しい人々を助けるために何かをすべきだ。
After the disaster, the injured were taken to the hospital.
その災害のあと、けが人たちはその病院に運ばれた。
The rich own 90% of the property in the country.
裕福な人々がその国の資産の90%を所有している。
例文の動詞で気づいた人もいると思いますが、この用法、the+形容詞=「〜な人々」は複数形の"s"がついてなくても複数扱いになることに注意しましょう。
the + 形容詞 → 抽象名詞
2つ目が「the+形容詞」の組み合わせで抽象名詞になることです。
「〜な人々」として訳すと文意に合わないなぁ、、と思う場合は「抽象名詞」として考えてみましょう。
抽象名詞とは?:抽象名詞とは人の性質や動作・思考などの、全く形のない抽象概念を表す不加算名詞
それでは頻用される抽象名詞7選の紹介から始めます。
- the beautiful (美しいもの)
- the tasty(旨いもの)
- the unknown(未知なるもの)
- the unbelievable(信じられないこと)
- the unfogettable(忘れがたいこと)
- the unfogivable(許されざること)
- the supernatural(超自然的なもの)
the beautiful のように文意によって「美しい人々」になる場合と「美しいもの(こと)」になる場合があるものも多くあるので注意
これらを使って例文を作成してみます。
You shouldn’t be afraid of the unknown.
未知なるものを恐れるべきではない。
英語では一般論を述べる時、主語をyouにすることがあります。
この際のyouは「あなた」と訳しません。
She is very interested in the supernatural.
彼女は超自然的なものにとても興味を持っている。
That TV show is all about explaining the unbelievable.
そのテレビショーはすべて信じられないことを説明することについてだ。
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