
as long asもas far asも和訳は「~する限り」という意味になる接続詞です。会話でもよく使われますよね。
便利なフレーズですが、多くの人がこの使い分けで混乱しているように見受けられます。
それでは問題です。
「彼がここにいる限り、私は緊張しすぎて何も食べられない」を英訳すると
① As long as he is here, I’m too nervous to eat anything.
② As far as he is here, I’m too nervous to eat anything.
のどちらが正解になるかわかりますか?
使い分けルール
まずas long asとas far asの使い分け方ですが、
ルールはこれだけです。
これを問題に当てはめると、「彼がここにいる限り、私は緊張しすぎて何も食べられない」は
「彼がここにいるという条件では、私は緊張しすぎて何も食べられない」と言い換えられるため、
as long asが使用されている①が正解となります。
⭕ As long as he is here, I’m too nervous to eat anything.
もう一問、理解度チェックです。
「私が知る限り、彼女は医者です」の英訳は
① As long as I know, she is a doctor.
② As far as I know, she is a doctor.
どちらが正解でしょう?
先程のルールを当てはめると、
「私が知る限り、彼女は医者です」は「私の知る範囲では、彼女は医者です」といい代えられます。
よって、as far asが使用されている②が正解になります
⭕ As far as I know, she is a doctor.
他にも例文をみて感覚を養いましょう。
条件:as long as
As long as we support him, he will win the contest.
私たちが彼を支援する限り、彼はそのコンテストで勝つでしょう。
(私たちが彼を支援するという条件で)
You can go out as long as you do your homework.
あなたは宿題をやる限り外出できます。
(あなたが宿題をやるという条件で)
範囲:as far as
As far as I’m concerned, Mozart is the best composer.
私に関する限り、モーツアルトが最高の作曲家です。
(私に関する範囲では)
As far as I can tell, the students are ready for their tests.
私が言える限り、その生徒たちは彼らのテストの準備ができています。
(私が言える範囲では)
この2つの使い分けはTOEICの文法問題でよく問われますよ。
as long asは条件を表す時に使用。
「〜という条件で」と言い換えられる。
as far asは範囲を表す時に使用。
「〜範囲では」と言い換えられる。