《人に仕事をさせる》使役動詞(その2)

私は“使役動詞”を「させる動詞」と呼びます。

そして“使役動詞”を特別な動詞と捉えるのではなく「普通の動詞」と捉えます。

すなわちhave / make / letを“使役動詞”としてではなく、

普通の動詞:「持つ」「作る」「許可する」と捉えます。

そうすると、それぞれの「~させる」の違いがとてもクリアになります。

そしてhave / make / letのそれぞれを「させる動詞」の“トン”“ギュッ”“パッ”と名付けました。

「させる」動詞の「トン・ギュッ・パッ」

Have:持つ  
トン

I had Mary go shopping.

  「 私はメアリーが買い物に行く状態を持った。」

→「私はメアリーを買い物に行かせた。」〔非強制〕

 

 

 

make:作る  

名称未設定-1

 

I made Mary go shopping.

「私はメアリーが買い物に行く状態を作った。」    

→「私はメアリーを買い物に行かせた。」〔強制〕

 

 

let:許可する   

パッ

 

I let Mary go shopping.

「私はメアリーが買い物に行く状態を許可した。」

→「私はメアリーを買い物に行かせた。」〔許可〕

   

“have”は「ちょっと行ってきて」と“トン”と肩を叩けば自然に行ってくれるイメージ。〔非強制〕

“make”は「行きたくない」といっているのを“ギュッ”を行かせる(作る変える)イメージ。〔強制〕

“let”は「行きたい、行きたい」といっているので“パッ”と開放(許可)してあげるイメージ。〔許可〕

 

“させる動詞”は「トン・ギュッ・パッ」のイメージで捉えるとわかりやすいですね。

次回はそれぞれの「させる動詞」を具体的な例文で学んでいきます。

by 各務 乙彦

 

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