「天皇陛下の退位式」からfirst such A in Bを学ぶ

天皇陛下の退位が来年の12月に決まりそうです。

多くの方は天皇が生前退位を希望されていると知ったとき、「天皇が希望されているのならそれが良いと思う」思いましたが、事はそんなにシンプルなことではなかったのですね。

そんな今週の記事

The Emperor’s abdication ceremony, the first in 200 years, is likely to be held in December.

200年間で初めての天皇の退位式が12月に行われそうである。

から「今週のフレーズ」をお届けします。

さて、この記事のなかで

first such A in B

Bにおいて始めてのそのようなA

という表現がでてきます。

実際に新聞のセンテンスでどんな感じで使われているのか見てみましょう。

【今週の英文】

 The Japanese government is planning to hold a ceremony for Emperor Akihito’s envisioned abdication next December in what would be the nation’s first such event in around 200 years, official sources said Wednesday.

日本政府は約200年間でこの国初めてのそのような出来事であろうことにおいて、来年の12月に明仁天皇の想定される退位の儀式を行うことを計画していると、当局筋が述べた。

*in what would ~「~であろうことにおいて」
*would「~であろう」:仮定法過去(まだ退位が確定ではないので)

next Decemberは「次(今年)の12月」または「来年の12月」と訳しますが、今回は「来年の12月」です。

「そのような出来事」とは「天皇の生前退位」のことです。

それでは今週の表現を使って、例文を作ってみましょう。

【今週の例文】

After the CEO suddenly resigned, our company held a company-wide meeting, its first such meeting in several years.

CEOが突然辞任したあと、我が社は数年で初めてのそのようなミーティングである全社的ミーティングを開催した。

「そのようなミーティング」=「全社的ミーティング」です。

英語と日本語を比較しやすいように直訳にこだわったのでこの順番になりました。

【今週のフレーズ】

first such A in B

Bにおいて始めてのそのようなA

出典:The Japan Times Apr. 13, 2017 KYODO

The Emperor’s abdication ceremony, the first in 200 years, is likely to be held in December.

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