世界言語としての英語(その2)

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英語は【世界言語】としてビジネスなどの重要な交渉の場にも使われる時代になってきました。

が、気をつけなくてはいけないことがあります。

それは重要な交渉ごと、できれば最初から、少なくとも最終局面においては

『正式な通訳を仲介として』

交渉をおこなうべきだということです。

たとえあなたがかなり流暢に英語を使うことができたとしても、

やはり英語を母国語とする人たちとの英語運用能力の違いは歴然としてあるのです。

その上で、重要な交渉事を母語と第2言語で行うとすれば、

それは言語的に大きなディスアドバンテージとなり、

交渉が不利な状態に陥る可能性が大きくなります。

でもそこに通訳という仲介がいれば、あなたは母国語である日本語で交渉ができるのでディスアドバンテージは少なくなります。

英語ができる、できないという問題ではなく

『交渉事は通訳を通す』

というルールを作ってしまえば良いのです。

この考え方は英語が【世界言語】であるという概念には逆行するかもしれませんが、

英語をビジネスにおいてより「フェア」に使いこなすという意味で大切なことであると私は考えます。

「コミュニケーションとしての英語」と

「契約のための英語」

をしっかり使い分けることによって、交渉相手からより強い信用を得ることもできるのではないでしょうか。

by 各務 乙彦

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