【行くの?来るの?】もう間違えないgoとcomeの使い方

英会話で「そこに行くよ」が条件によって動詞がgoになったりcomeになったりと混乱することってありませんか?解釈や使い方を間違えると全く反対の事をしかねませんよね。

今回はgocomeの条件による使い分けを学び、そんな混乱を静めてしまいます。

goとcomeの使い分け

まずgo:行くcome:来るは基本的に対義語なので、日本語であろうが英語であろうが「あなた」と「相手」が同じ場所で話している限り何の問題もありません。

go:行く→基点から離れていく動詞

come:来る→基点に近づいてくる動詞

でしたよね。

ちなみに基点とは「考えや行動のもととなるところ、話の軸になる点」という意味です。

【持っていく?持ってくる?】bringとtakeの使い分け

「持ってきて」を表現しようとして、take?いやbringだったっけ?となることはありませんか。 このように英語学習者がよく混乱してしまうのは「基点の感覚」が足らないか…

しかしあなた相手の間に距離があるときは注意が必要です。

英語では

あなた相手が離れているところから話している(電話やメールなど)

かつ、あなた相手の方向に移動する

場合に基点が逆転するからです。

基点が逆転する例

どういうことでしょうか?例を使って説明します。

あなた相手がいて、相手は次の日曜日に自宅でポットラックパーティーを開くとします。

ポットラックパーティー:potluck party:料理・飲み物をみんなで持ち寄って開くパーティー

相手が電話であなたをパーティーに誘うときの会話です。

日本語

今度の日曜日に家でポットラックパーティーするんだけど来られる(come)

もちろん行くよ(go)。何を持って行けば(take)いい?

そうだな。なにかデザート持ってきてくれる?

オーケー!

括弧()は直訳した場合の英語

日本語の場合はあなたに基点があります。

英語

We are having a potluck party this coming Sunday. Can you come?

I’ll definitely come. What shall I bring?

Well, would you bring some dessert?

OK!

ところが英語になると基点が相手に逆転してしまっているのがわかりますか?

日本語と英語を比較してみましょう。

もちろん行くよ(go)。何を持って行けば(take)いい?

に対して

I’ll definitely come. What shall I bring?

gocometakebringが入れ替わっていることに注目してください。

基点が逆転する例2

もう一つ例文を見てみましょう。

あなたが2階にいて、1階からお母さん(相手)Dinner’s ready!と叫んでいたらあなたは何と応えますか?

A. I’m going!

B. I’m coming!

dinnerを食べたいのならA. I’m coming!というべきです。

離れたところから話しており、あなたお母さん(相手)のほうに近づいていくのですから基点は逆転します。

ちなみにB. I’m going!だと、どこかに出かけることになりますからディナーは片付けられてしまいます。

おいしいディナーにありつくためにも、離れている人との会話は気をつけましょう。

by 各務 乙彦

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