【面白いもいろいろ】interesting/funny/humorous/enjoyableの使い分け

日本語では1つの単語で複数の意味を表しているのに、英語ではそれを使い分けているケースは多々あります。

その単語が派生した元の意味からそれぞれの違いを理解し使い分けましょう。

interesting:興味をそそられる

Her speech was interesting.

彼女のスピーチは面白かった。

interestingの元になっているのはinterest[動詞](興味を持たせる)です。

interest[動詞]
Her speech interested me.
彼女のスピーチは私に興味を持たせた。

そこから

interesting(興味を持たせるような→面白い)

interested(興味を持たされた→興味を持った)

という2つの形容詞が派生しました。

funny:こっけいな

We laughed a lot at the man’s funny actions.

私たちはその男の面白い動きに大笑いした。

funnyの元になっているのはfun[名詞](楽しいこと)です。

fun[名詞]
Let’s have fun tonight!
今夜は楽しもう!

そこから

funny(滑稽な→面白い)

という形容詞が派生しました。

ちなみに楽しいという形容詞は、名詞と同じfunなので注意してください。

fun[形容詞]
We had a fun time last night.
私たちは昨夜楽しい時をすごした。

humorous:ユーモアにあふれた

Their humorous story made us all feel happy.

彼らの面白い話しは私たち皆を幸せに感じさせた。

humorousの元になっているのはhumor[名詞]「ユーモア」という単語です。

humor[名詞]
He has a sense of humor.
彼はユーモアのセンスがある。

そこから

humorous(ユーモアにあふれた→面白い)

という形容詞が派生しました。

enjoyable:楽しませるような

The party yesterday was not enjoyable at all.

昨日のパーティーはまったく面白くなかった。

enjoyableの元になっているのはenjoy[動詞](楽しませる)です。

enjoy[動詞]
I enjoyed the party.
私はそのパーティーを楽しんだ。

そこから

enjoyable(楽しませるような→面白い)

という形容詞が派生しました。

このように使い分けを正確に行うためには、英語も日本語もそれぞれの元の意味を探る手法がとても有効です。

今後も定期的に、この方法で使い分けを学んでいきましょう。

by 各務 乙彦

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