「小泉大臣火力発電に異議?」からcall into questionを学ぶ

小泉環境大臣が、ベトナムの石炭火力発電所に対する日本政府の資金拠出の方針に異議を唱えました。

「火力発電に今更ケチをつけるなんて地球温暖化防止にかこつけた、落とし所のない子供じみたパフォーマンスだ!」と報じているところがありましたが、実際の異議の内容は日本の国際協力銀行が金を出す案件なのに、なんで発注先が中国と米プラント会社なのかということに対する問題提起ですからね。世間には大変湾曲されて伝わってます。

そんなThe Japan Timesの記事、

Environment Minister Koizumi breaks ranks on Japan’s financing of a Vietnam coal plant.

小泉環境大臣がベトナムの石炭発電所の日本の資金拠出に関して結束を乱す。

break ranks /(グループなどの)結束を乱す

から今週のフレーズをお届けします。

さて、この記事のなかで

Aを疑問視する

Aが短い場合

call into question

Aが長い場合(倒置)

call into question A

という表現がでてきます。

実際に新聞のセンテンスでどんな感じで使われているのか見てみましょう。

今週の英文

Environment Minister Shinjiro Koizumi on Tuesday spoke out against a coal-fired power plant project in Vietnam, calling into question the government’s planned financial support for the project amid a rising global outcry from climate activists.

小泉進次郎環境大臣は火曜日ベトナムの石炭火力発電所プロジェクトに反対した、環境活動家からの高まる世界的な激しい抗議の最中にそのプロジェクトに対する政府の計画された財政支援疑問視して

speak out against A / Aに反対する
(参考)speak out for A / Aに賛成する
outcry / 激しい抗議

それでは今週の表現を使って、例文を作ってみましょう。

今週の例文

The police called into question the man’s explanation for his sudden increase in spending.

警察は、出費の突然の増加に対するその男の説明を疑問視した

今週のフレーズ

Aを疑問視する

Aが短い場合

call A into question

Aが長い場合(倒置)

call into question A

出典:The Japan Times  Jan. 22, 2020   KYODO

Environment Minister Koizumi breaks ranks on Japan's financing of a Vietnam coal plant.

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