「岐路に立つ原発ビジネス」からdo one’s way out of を学ぶ
福島の大災害の後、日本政府及び日本の原子力業界は、原子力発電所の輸出に活路を見いだそうとしましたが、トルコの原子力発電所の建設断念が避けられなくなり、残るイギリスのプロジェクトも先行きが不透明になっています。日本国内での新設案件は当然ゼロで、技術の維持すらも厳しくなっています。
そんな今週の記事、
Is nuclear energy still good for business?
核エネルギーは未だにビジネスにとって良いのか?
から今週のフレーズをお届けします。
さて、この記事のなかで
do one’s way out of A
~してAから抜け出す
という表現がでてきます。
実際に新聞のセンテンスでどんな感じで使われているのか見てみましょう。
今週の英文
Although only nine of Japan’s 38 commercial reactors are currently operating amid delays in getting approval for restarts by the Nuclear Regulation Authority, the government and the nuclear industry had hoped it could export its way out of trouble.
日本の38の商用原子炉のわずか9器だけが原子力規制庁による再稼働への承認を得ることにおける遅れの最中に現在稼働しているにもかかわらず、政府と原子力産業はそれが輸出して困難から抜け出すことができると望んでいた。
それ:政府と原子力産業(1つのまとまりととらえて単数型になっている)
had hoped:望んでいた(過去完了形にすることによって現在はそうではないことを示す)
それでは今週の表現を使って、例文を作ってみましょう。
今週の例文
Although he was born into a poor family, he worked his way out of poverty, and he is now CEO of the company.
貧しい家庭に生まれたが、彼は働いて貧困から抜け出し、そして今ではその会社のCEOだ。
今週のフレーズ
do~ one’s way out of A
~してAから抜け出す
出典:The Japan Times Mar. 11, 2019
Is nuclear energy still good for business?