注意さん
数年前の夜中、市ヶ谷駅近くの幹線道路沿いを考え事をしながらボーッと歩いていて交差点を渡るとき、
歩行者用信号が赤なのに気づかず道路に2、3歩踏み出してしまいました。
そのとき突然、「危ない!」と注意されてビックリして止まりました。
その直後に私の目の前を車が猛スピードで通り過ぎたのです。
間一髪!私は「謎の声」に救われたのです。
とても不思議なことです。さてあなたは、その「謎の声」が何者なのかわかりますか?
この声の主を当ててみてください。
その声の主は「機械」です。信号機のある横断歩道の、歩道と車道の境目の真上に
センサーカメラとスピーカーがあって、赤信号で一歩でも車道に踏み出すと
「危ない!信号は赤です。渡らないでください。」と瞬時に注意してくれるのです。
この話しを読んでくれている方で「そんなことは知っている」という方もいらっしゃるでしょう。
しかし私にとってそれは衝撃でした。だって私は実際にその機械の
“注意さん”(各務命名)に命を助けられたのです。
そのことを私は家内にすぐに話しましたが「そんな機械があるはずはない。冗談だ。」
と取り合ってくれなかったので、彼女をその場に連れて行って、私の話が真実だと言うことを証明しました。
(危険ですから“注意さん”を試そうと赤信号でわざと一歩踏み出すようなことはしないで下さいね。)
さてここでもう一つ問題です。
実はこの“注意さん”の声は非常に小さいのです。
目の前を車がバンバン通っているときなどまったく聞こえません。
そこで私はそのすぐそばにある交番のお巡りさんに聞いてみました。
最初にそのお巡りさんがこの“注意さん”の存在を知っているのかどうか尋ねてから(もちろん知っていました)
「何故こんなに小さい声なのですか?もっと大きい声の方が効果があるんじゃないですか?」と聞きました。
そしたらとても面白い、納得できる答えが返ってきたのです。
さてその答えはなんでしょうか?
その答えは「車がバンバン通っているときは赤信号を渡ろうとする人はいないから聞こえなくて良いんです。
深夜など、車がほとんど通っていないときに赤信号を渡って事故になるケースが多いので、
静かなときにしっかり聞こえれば良いんです。」ということでした。
納得!私がボーと赤信号を渡りそうになったときも夜中でした。
しっかり機能しています。ここまで考えていたんですね。
外国人が増えているので“注意さん”の英語バージョンがあってもいいですね。
by 各務 乙彦
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