【英会話TIPS】疑問文は否定・肯定問わず動詞に反応する
英会話で、肯定疑問文の応答であれば問題ないが、否定疑問文になると、とたんに会話が成立しなくなる経験ってありませんか?
今回はこの疑問文の答え方を日本語と英語の違いを踏まえながら学びます。
ちなみに肯定疑問文とは肯定文で聞く質問のことで(例:これは好きか?)、
否定疑問文とは否定文で聞く質問のこと(例:これは好きでないのか?)です。
早速、日本語の会話で例をみてみましょう。
あなたは魚が好きではないのですか?
と聞かれて、嫌いな場合は
はい、好きではありません。
と返します。私達は「好きではない」ことに反応しますよね。
これが英会話の落とし穴になります。
Don't you like fish?(魚は好きではないのですか?)
「魚は好きではないのか?」か。はい、その通りですよと・・・
Yes, I don't like fish.
(えっ、何いってんの!?)
えっ、なに混乱してるの!?
こんな感じで、ネイティブを混乱させた覚えはありませんか?
日本語は「否定・肯定」に反応し、英語は「動詞」に反応するということを覚えて下さい。
実際に日本語と英語の会話を比較します。
前提として、どちらも珈琲が好きではない状況を想定します。
日本語の応答
肯定疑問文の応答
あなたはこのコーヒー好きですか?
いいえ、好きではありません。
(肯定疑問を否定)
否定疑問文の応答
あなたはこのコーヒー好きではないですか?
はい、好きではありません。
(否定疑問を肯定)
否定文の応答
じゃあ、あなたはこのコーヒー好きではないのですね。
はい、好きではありません。
(否定を肯定)
このように日本語では肯定・否定の箇所に反応します。
英会話の応答
肯定疑問文の応答
Do you like this coffee?
(あなたはこのコーヒー好きですか?)
No, I don’t.(いいえ、好きではありません)
(likeに反応)
否定疑問文の応答
Don't you like this coffee?
(あなたはこのコーヒー好きではないですか?)
No. I don't.(いいえ、好きではありません)
(likeに反応)
否定文の応答
So you don't like this coffee.
(じゃあ、あなたはこのコーヒー好きではないのですね)
No. I don't.(いいえ、好きではありません)
(likeに反応)
このように英語の場合、肯定であろうが否定であろうが、動詞(like)だけに反応しているのがわかりますね。
Be動詞の応答
Be動詞の場合は補語(C)に反応します。
お腹がすいていない状況を前提とした会話文をみてみます。
肯定疑問文の応答
Are you hungry?
(おなかはすいていますか?)
No. I’m not.(いいえ、すいていません)
(hungryに反応)
否定疑問文の応答
Aren’t you hungry?
(おなかはすいてないのではないですか?)
No. I’m not.(いいえ、すいていません)
(hungryに反応)
否定文の応答
So you aren’t hungry.
(じゃあ、おなかはすいていないのですね)
No. I’m not.(いいえ、すいていません)
(hungryに反応)
どうでしょうか。ルールがわかってしまえばなんてことはありませんね。
ただ、肯定したいのにNoと言うことはなかなか難しいものです。
こういったリアクションは頭で理解できても、咄嗟にはなかなか出てきません。
会話パートナーを見つけてたっぷり練習して下さいね。
by 各務 乙彦
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