【関係詞をマスター】省略できる関係代名詞の見分けかた




今回はレッスン中にも質問されることが多い「省略できる関係代名詞の見分け方」についてお話をします。

小難しい用語がでてきますが、実践的なスキルが身に付く記事です。文法用語アレルギーの方も少し我慢してお付き合いください。

関係代名詞の見分け方

まず、関係代名詞には主格の関係代名詞目的格の関係代名詞があったことを思い出してください。

早速小難しい用語が出てきましたが、関係代名詞を略せるか略せないかは、この2つを見分け方ところから始まります。

主格の関係代名詞の見分け方

文中で関係代名詞の後に動詞が続く

主格の関係代名詞

訳:私はその本を買った少年を知っている

目的格の関係代名詞の見分け方

文中で関係代名詞の後に主語動詞が続く

目的格の関係代名詞


訳:これは彼が昨日買った本です。

 

省略できる理由、できない理由

学校で「目的格の関係代名詞は省略できる」と習います。

それは正しいのですが、どういう理由からなのでしょうか?

その答えをみる前に、英語は語順支配の言語だということを今一度認識して下さい。

語順支配とは文が成立する上において、語の配置される順番が重要な役割を果たすという意味です。

名詞→動詞の原則

例外はありますが、英語は動詞が文の中軸となり、主語(S)動詞(V)の形をとります。

そしてこの主語(S)には名詞・代名詞しか入らないため、名詞・代名詞動詞(V)とも表せます。

これを「名詞→動詞の原則」と呼びます。

この原則を使い目的格の関係代名詞は省略できて、主格の関係代名詞は省略できない理由をみていきます。

主格の関係代名詞が省略できない理由

例文
The man who bought the book is Tom.

その本を買った男はトムです。

この例文でwho bought the book主格の関係代名詞節the manを修飾しています。

whoを省略すると

 

the man(名詞) + bought(動詞) となり、違う意味の文として「名詞動詞の原則」が成立してしまいます。

したがって主格の関係代名詞は省略できません。

目的格の関係代名詞が省略できる理由

例文
The man whom I met yesterday is Tom.

私が昨日会った男はトムです。

この例文でwhom I met yesterday目的格の関係代名詞節the manを修飾しています。

whomを省略すると

the man(名詞)+ I(名詞) + met(動詞)となり、「名詞動詞の原則」が成立していないため、「何かが省略されているな」ということがわかります。

 

日本語とは異なり、英語は語順が大変重要なシステムを持つ言語です。この認識を常に持つことで英語へのアプローチがとても容易になります。

by 各務 乙彦


英文法の学び方改革

 

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