【とは限らない】部分否定の作り方
否定の形には部分否定と全部否定がありますが、使い分けられていますか?
部分否定とは「~というわけではない」、「~とは限らない」みたいな表現ですよね。
この部分否定は微妙なニュアンスを表すことができますが、一つ間違うとまったく逆の意味になってしまう厄介さもあります。
それでは理解度テストから始めます。
I don’t study English every day.の和訳は、
① 私は毎日英語を勉強しない。
② 私は毎日英語を勉強するわけではない。
どちらが正解でしょうか?
①は全部否定、②は部分否定の文章ですよね。
部分否定の成立要件
答えは②です。
②の文章 I don’t study English every day.は部分否定が成立しています。
でも英文でどのような条件だと部分否定が起こるのでしょうか?
部分否定は限定感の強い副詞と否定文の組み合わせで起こります。
I don’t study English every day. でいうとevery day(毎日)が限定感の強い副詞に当てはまります。
ちなみに①の私はまったく英語を勉強しない。のように英語で完全否定をしたい場合は、
I never study English.
neverを使用します。
限定感の強い副詞
ほかにも限定感が強い副詞として
every、all、always、completely、very much
などがあります。
これらを使った例文とそのニュアンスを見ていってみましょう。
The students are not all here.
その生徒たちがすべてここにいるわけではありません。
I’m not always busy.
私はいつも忙しいというわけではありません。
He is not completely on your side.
彼は完全にあなたの味方であるとは限りません。
She doesn’t like Japanese food very much.
彼女は日本食があまり好きではありません。
英語の苦手な人が、全くしゃべれないことを伝えようとして、
❌ I don’t speak English very much.
といってるのをよく聞きますが、これはそもそも英語が間違っています。
正しくは I don’t speak English very well. です。
そしてこれは部分否定が成立して 私は英語がそんなに話せない。という意味ですからね。
普通に話を続けられますよ。
by 各務 乙彦
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