英語を話しているときに「この動詞は前置詞がいるんだっけ?いらないんだっけ?」と分からなくなることはありませんか?
今回はそんな中から、日本人間違い率No.1のexplainについて学びます。
それではクイズです。
「彼は私にその計画について説明してくれた」を表現するのに、
A. He explained about the plan to me.
B. He explained the plan to me.
正解はどちらでしょう!?
①前置詞不要の他動詞
動詞を分類すると、
①動詞の直後に前置詞は不要(他動詞)
②動詞の直後に前置詞が必要(自動詞)
に分けられます。
そしてexplainは①の他動詞にあたります。
ここで他動詞について思い出していただきます。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
すなわち、他動詞を使うときはS(主語) + V(述語) + O(目的語)という型がとられます。
そう、V(他動詞)にはO(目的語)が必要になるので、その間にaboutのようなつなぎ言葉は不要なのです。
ところが日本語では「~について説明する」というので、多くの人が条件反射的にexplain about 〜と言ってしまうのです。
目的語にできるもの
O(目的語)にとれるのは単語だけではなく、節や句もとられます。
例文をみていきましょう。
彼女は彼女がそのミーティングに参加できないと説明した。
She explained that she couldn’t attend the meeting.
彼女は彼女がなぜそのミーティングに参加できないのかを説明した。
She explained why she couldn’t attend the meeting.
そのソフトの使い方を教えてください。
Please explain how to use the software.
紛らわしい他動詞
explain以外にも、ついつい「〜ついて」をつけてしまう、紛らわしい他動詞を紹介します。
私たちはその問題について討議した。
We discussed the matter.
He considered his options.
彼は彼の選択肢についてじっくり考えた。
②前置詞が必要な自動詞
前置詞が必要な動詞についても少しお話します。自動詞のことですね。
それではおさらいから入りましょう。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
簡単すぎる説明ですね。すなわち、動作が他に及ばず、主語自身の動きを表すのが自動詞です。
自動詞を使うときはS(主語) + V(述語) という型がとられます。
そして動作を他に及ぼしたい時や情報を追加したい場合は、V(自動詞)の後ろに適当な前置詞を配置します。
The customer complained to us about it.
その顧客はそれについて私たちに文句を言った。
I definitely agree with you.
私はあなたに完全に同意します。
もちろん例外も色々ありますが、今回は動詞と前置詞の基礎だけ把握しておいて下さい。
⭕ He explained the plan to me.
❌ He explained about the plan to me.