【冠詞で激変?】犬で学ぶ名詞の変化
Do you like dog?
なんと、この質問にYesと答えた人は「犬肉好き」ということになってしまいます。
冠詞や単・複数形で大きく意味が変わってしまう英語の名詞。
今回はこれを4つのパターンに整理して学びます。
① 冠詞なしの複数形の場合
「犬好き」を表現したい場合の犬は通常、不特定多数を指しますからdogは基本的に複数形になります。
I like dogs.
私は犬が好きだ。
ただし、不可算名詞(数えられない名詞)には複数形がないので、
I like deer.
私は鹿が好きだ。
となります。
② 冠詞なしの単数形の場合
数えられる名詞には基本的に冠詞が付くか、複数形になります。
dogが数えられない名詞になるのは「犬の肉」という意味のときです。
I like dog.
私は犬の肉が好きだ。
ニワトリのときも同様に、
①冠詞なしの複数形の場合
I like chickens.
私はニワトリが好きだ。
②冠詞なしの単数形の場合
I like chicken.
私は鶏肉が好きだ。
となります。
③ 冠詞 the が付く場合
名詞に限定性持たすときはtheを付けます。
I like the dog.
私はその犬が好きだ。
これは「特定の犬」が好きだという場合です。
もし複数形になれば「特定の犬たち」が好きだということです。
④ 冠詞 a / an がつく場合
I like a dog (in my house).
私は(私の家に)一匹の犬が欲しい。
「私は犬が好きだ」と表現するとき、多くの人が I like a dog. と言ってしまいます。
直訳すると「私は一匹の犬が好きだ」となり、奇妙な英語になります。
ただしlikeはwantとほぼ同じ意味も持っているので
I like a dog.は「私は一匹の犬が欲しい」という意味に理解されます。
その場合は
I like a dog in my house.
私は私の家に一匹の犬が欲しい。
I like a dog to play with.
私は一緒にあそぶ犬が欲しい。
というように「欲しい」の状況を補ってあげると、聞き手にわかりやすくなります。
以上のことでわかるように英語の冠詞、単・複数形は名詞の意味を決定する上で重要な役割を果たします。常に注意を払いましょう。