【春が来た】過去形と現在完了形の使い分け
学校で「春が来た」の表現はSpring has come.と教えられました。
でもよく考えると日本語で「来た」は過去形なのに、なぜ英語では現在完了形になるのでしょうか?
Spring came.ではダメなのでしょうか?
過去形と現在完了形の違い
まずは過去形と現在完了形の違いをおさらいしましょう。
・過去の一点の時制→過去形
・現在まで続いていた時制→現在完了形
図があると理解しやすいですね。
現在分詞形
通常「春」などの季節は、どこか一点で明確に来るわけではないので、「春が来た」を表現したいときは、現在分詞形の
Spring has come.
が適切な表現となります。
過去形
でももし、季節が明確にきたのがわかった場合は過去形を使います。
2日前に(春一番が吹いて)春が来た。
Spring came two days ago.
過去形、現在完了形の判断基準
ややこしいのは、英語では明確に区別されているのに対し、日本語の動詞は過去形と現在完了形が同じなので、頭の中でごっちゃになっているからです。
最後に日本語の動詞を英訳する際、過去形にすれば良いか、現在完了形にすればよいのかを判断する基準を一つお伝えします。
文に「もう」や「まだ」を補ってみて下さい。
それらを補ってしっくりきたら、それは現在完了形に訳すべきです。
例をみてみましょう。
【しっくりくる】
A:夕食をとりましたか?→⭕️ (もう)夕食をとりましたか?
Have you had supper (yet)?(現在完了形)
B:とりましたよ。→⭕️ (もう)とりましたよ。
Yes, I (already) have.(現在完了形)
【しっくりこない】
A:いつとりましたか?→❌(もう)いつとりましたか?
When did you have it?(過去形)
B:2時間前にとりました。→🔺(もう)2時間前にとりました。
I had it two hours ago.(過去形)
※Bの日本語は表現としては成立するが、英語の際、過去形で聞かれているので、過去形で答える
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