【関係詞をマスター】関係代名詞を使いこなす(その2)

 

前回、関係代名詞は名詞を修飾して「名詞のかたまり」を作るということをお話ししました。

そして、どの関係代名詞を使えば良いのか迷ったときは「もとの文」を作って見ることを紹介しました。

「もとの文」とは

関係代名詞が修飾している名詞を関係代名詞節の中に戻して完成させた文

のことです。覚えてますか?→「関係代名詞を使いこなす その1」

 

文法用語だとわかりにくいので実際に例を見てみましょう。

「名詞のかたまり」

the man "who" bought the car

「その車を買った男性」

↓↓↓

「もとの文」

The man bought the car.

「その男性はその車を買った。」

「もとの文」を見るとthe manという名詞は

・「主語」の位置にある

・「人」である

ことがわかるので“who”を使用します。

 

ではここで問題です。

次の「名詞のかたまり」には、どんな関係代名詞が入るでしょうか?

the woman (      ) I played tennis with

「私がテニスをした女性」

この「名詞のかたまり」から「もとの文」を作ります。

↓↓↓

I played tennis with the woman.

「私はその女性とテニスをした。」

これで“the woman”は

・「人」である

「目的格」の位置にある(前置詞"with"の後ろが「目的格」)

ことがわかりました。この場合の関係代名詞は“whom”を使用します。

ゆえに「名詞のかたまり」は

the woman "whom" I played tennis with

「私がテニスをした女性」

となります。

ただし、この条件(かざりつけの本体が「人」であり「目的格」の位置にくる)の場合

5つのバリエーションに展開できてしまいます。

① the woman "whom" I played tennis with

「もとの文」にもっとも近い形

② the woman "who" I played tennis with

現代英語では“whom”の代わりに“who”を使用することが多い

③ the woman "that" I played tennis with

“whom”の代わりに“that”でもOK

④ the woman I played tennis with

目的格の関係代名詞を省略した形:会話ではもっとも良く使われる

⑤ the woman with "whom" I played tennis

もっとも正式とされている形

これが混乱の元ですよね。。

でもしっかり覚えてしまいましょう。

目的格の関係代名詞は省略されることが多いので、会話では④が使われることが多く、正式なビジネス文書などは⑤が使われることが多くなります。

ちなみに⑤の“whom”は省略できません。

 

これで「名詞のかたまり」ができました。

「名詞のかたまり」ということは「名詞」そのものですから、

S「主語」O「目的語」C「補語」

のどこにでもその「名詞のかたまり」ごと入ります。

 

上記の④の「名詞のかたまり」で例文を作成してみます。

「名詞のかたまり」をS「主語」に入れる

"The woman I played tennis with" is Mary.

「私がテニスをした女性はメアリーです。」

「名詞のかたまり」をO「目的語」に入れる

He knows "the woman I played tennis with".

「彼は私がテニスをした女性を知っています。」

「名詞のかたまり」をC「補語」に入れる

Mary is "the woman I played tennis with".

「メアリーは私がテニスをした女性です。」

これで関係代名詞を使いこなすことができました。

次回は「関係副詞」の使いこなし方をご紹介します。

by 各務 乙彦