【関係詞をマスター】WhichとWhereの使い分け(その1)
いきなり問題です。
「東京は私が生まれた都市です」
を英訳するとどちらが正解になるでしょうか?
A. Tokyo is the city where I was born.
B. Tokyo is the city which I was born.
分かりましたか?わかった方はその理由も考えてみてください。
正解と解説
正解はAの
Tokyo is the city where I was born. です。
その理由を解説します。
まず、名詞を修飾する時のwhereとwhichの違いについて復習です。
whereとwhichは先行詞を節で修飾する時に使う単語(関係詞)ですが、果たす役割が違います。
where:関係副詞
先行詞が「場所」の副詞になっている時に使う
which:関係代名詞
先行詞が「目的格」の名詞になっている時に使う
先行詞:関係詞によって修飾される対象となる単語
ただ、日本人でどちらを使うかをパッと判断できる人は多くありません。
どちらを使えばいいのかモヤモヤするときはもとの文というものを作ってみます。
もとの文とは形容詞節の中にそれが修飾している先行詞を戻してできる文のことです。
もとの文の作り方
この文では形容詞節がwh... I was born、先行詞がthe cityです
先行詞のthe cityを形容詞節wh... I was born.にもどします
この文の中でthe cityは副詞として機能することがわかるので、適切な前置詞 in を追加する
もとの文
I was born in the city.
私はその都市で生まれた。
先行詞が「場所」の副詞になっているので関係副詞 whereを使うのがわかります。
正解
Tokyo is the city where I was born.
東京は私が生まれた都市です。
もう一つやりましょう。
「東京は私が昨年訪れた都市です」
を英語にして下さい。
A. Tokyo is the city where I visited last year.
B. Tokyo is the city which I visited last year.
わかりましたか?
今度はBが正解になります。
先程と同様にもとの文を作って理由を探ってみます。
もとの文の作り方
この文では形容詞節がwh... I visited last year、先行詞がthe cityです
先行詞the cityを形容詞節wh... I visited last yearにもどします
このケースですとthe cityは目的語としてしか機能しませんね
もとの文
I visited the city last year.
私は昨年その都市を訪れた。
ここでthe cityは「その都市」という名詞で目的語です。
目的格の名詞が先行詞になる場合は関係代名詞 whichを使うのが正解です。
正解
Tokyo is the city which I visited last year.
やり方さえわかれば簡単ですよね。
以上、導入編でした。
WhichとWhereの使い分け(その2)では更に掘り下げてwhichとwhereの使い分けを解説しています。
是非ご一読下さい。
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