【会話が噛み合わない・・】正しいOKの使い方

OKは和製英語にもなっていて日本でも使用頻度の高い単語です。

でもOKの主語の理解があいまいなままだと、トンチンカンなやりとりになることが多くなります。

どういうことでしょうか?

まずは、花子さんとメアリーさんの会話のやり取りを日本語で見て下さい。

花子

明日の午後3時にミーティングを行いたいのです。あなたはご都合はいかがですか?

メアリー

はい、私は大丈夫です。

オフィスでは日常的に交わされる会話ですよね。

それでは、この会話の英訳は以下で正しいでしょうか?

花子

I’d like to hold a meeting at 3:00 pm tomorrow. 

Are you OK?

メアリー

Yes, I’m OK…

メアリーさんが困惑してますよね。

これ英語学習者に大変多い間違いなのです。

でもこの英語、何がおかしいかお分かりになりました?

OKの主語は何か?

それでは対訳付きで見ていきましょう。

花子

I’d like to hold a meeting at 3:00 pm tomorrow.

(明日の午後3時にミーティングを行いたいのです)

花子

Are you OK?

(体調は大丈夫ですか?)

メアリー

(なんでいきなり体調の心配されてるんだろう・・・?)

メアリー

Yes, I’m OK.

(ええ、体調は大丈夫ですよ)

こうして見ると会話が噛み合ってないのが分かりますよね。

ここで気をつけたいことは、OKの主語は何か?ということです。

主語をyou(あなた)や I(私)などにしてしまうと、人の具合が悪そうな時や様子がおかしい時の質疑応答になってしまうのです。

要件は it で受ける

正しくは以下のようになります。

この会話でのOKの主語は「明日の午後3時にミーティングを行うこと」ですから、それを受けるのは it(代名詞)であるべきです。

花子

I’d like to hold a meeting at 3:00 pm tomorrow.

(明日の午後3時にミーティングを行いたいのです)

花子

Is it OK with you?

(あなたのご都合はいかがですか?)

「あなたにとって」という意味でwith youを使います

メアリー

Yes, it’s OK with me.

(ええ、私の都合は大丈夫ですよ)

「私にとって」という意味でwith meを使います

これで会話が噛み合いましたね。

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