【to V? Ving?】不定詞と動名詞の使い分け(その1)
動詞を名詞として扱う際には、to+動詞の形にする不定詞の名詞的用法と、動詞-ingで動名詞の形にする2つルールがあります。
試しに lock:ロックする[動詞]を名詞化してみましょう。
lock→<不定詞>→ to lock
lock→<動名詞>→ locking
「ロックする」→「ロックすること」
でも、2つとも同じ訳になるのに、2つルールがあるのはなぜでしょう?
同じ「ロックすること」なのに紛らわしいですよね。。
不定詞と動名詞のイメージ
それは不定詞と動名詞で含まれるニュアンスがまったく変わるからです。
不定詞が持つニュアンスは未来・意思
これから、何かしよう、何かになろうという意思を表す時に使われることが多い。
動名詞が持つニュアンスは過去・経験
実際に起こった事柄や経験に使われていることが多い。
実際に違いをイメージと共に比較してみましょう。
不定詞
I forgot to lock the door.
私はドアをロックすることを忘れた。
動名詞
I forgot locking the door.
私はドアをロックする(した)ことを忘れた。
不定詞の名詞的用法( to lock)は「ロックしよう」とした意思を忘れていたことを表し、
動名詞(locking)は「ロックした」という経験を忘れていたことを表します。
まったく違う意味ですよね。要注意です。
他の例文も見てみましょう。
不定詞
Please remember to mail the letter.
その手紙を投函することを覚えておいてください。
動名詞
Please remember mailing the letter.
その手紙を投函したことを覚えておいてください。
続く
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