【和製英語にご注意】チャレンジ編
「私はチェスの仕方を学ぶことにチャレンジしています」
(A) I’m "challenging" to learn how to play chess.
(B) I’m "trying" to learn how to play chess.
どちらが正解でしょう?
人を食ったような問題ですね。
しかし正解は⭕(B)I’m "trying" to learn how to play chess.なのです。
どういうことでしょうか?
「チャレンジ」は和製英語として日常会話でも頻繁に使われています。
そして「チャレンジ」を国語辞書で引くと「挑戦すること。特に困難な物事や未経験のことに」と書かれてあります。
なんとこの意味に対応する英語はtryなのです。
challengeの用法
それではchallengeはどのような使い方をするのでしょうか?
英語のchallenge[動詞]は「〜(誰か)に試合/戦いを挑む」という意味で、必ず〜(誰か)という目的語が必要になります。
なので
❌(A)I’m "challenging" to learn how to play chess.
でも意味をくんではもらえるでしょうが、文法的には間違いです。
challenge[動詞]は
(例)I challenged him to a tennis match.
「私は彼にテニスの試合を挑んだ」
のように用いるのが正解です。
名詞・形容詞用法
challengeは、名詞形や形容詞形としても良く使われます。
a challenge [名詞]やりがいがあること
It’s a challenge to climb Mt. Fuji.
「富士山に登ることはやりがいのあることです」
challenging[形容詞]やりがいがある
Climbing Mt. Fuji is challenging.
「富士山に登ることはやりがいがあります」
My job now is very challenging.
「今の私の仕事はとてもやりがいがあります」
和製英語のイメージに引っ張られて文法を間違えないように気をつけましょう。
by 各務 乙彦
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