授業がわからないのは誰のせい?

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学校で授業の内容を生徒が理解できない場合の責任はだれにあると思いますか?

"student responsible":生徒に責任のある

"teacher responsible":先生に責任のある

日本の学校では"student responsible"の傾向が強くでます。

授業がわからないのは生徒の理解力が低かったり、生徒の予習や復習や集中力が足りないことが原因で、

生徒に責任があるとされるのです。

それに対してアメリカやイギリスは"teacher responsible"の傾向が強いそうです。

生徒が授業を理解できないのは主として先生の技量不足とみなされるのです。

この違いは大きいですね。

先生のプロフェッショナル意識の根付き方が全く変わってきます。

もちろん、私の考え方は完全に"teacher responsible"です。

教える方法や内容は、生徒の反応を見ながら進化し続けなければなりません。

もし生徒が予習復習をしなかったら、インセンティヴをしっかり整えて、

「予習復習しなければならない」、さらには「予習復習したい」という方向に導くことが肝心です。

そして講師としてとても大切なことは、生徒の中には頭のハンディキャップとまでは言わなくとも、

それに近い問題を抱えている者がいることを常に意識しておくことです。

その症状や強弱は人によって異なりますが、多くの場合は、適切で根気強い対応によって克服できます。

その対処方法を模索し続けることも講師の大切な義務の一つです。

いろいろな創意工夫を続けることで生徒に良い変化が起こる事に大きな満足を感じます。

この満足感が私の教える、そして生きる原動力になっています。

日本の学校も、適切な"teacher responsible"が定着すれば、

もっともっと楽しく居心地の良い場所になるのではないでしょうか。

By 各務 乙彦

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